こんにちは、カツヤママです。
広告業界でフルタイムで働くママで、子育てや働くにまつわることを発信しています。
これからは英語が喋れるのがあたり前の世の中だから、早めに英語に触れる環境を。
と考えて、保育園にインターナショナルスクールを、
と検討するママも多いと思います。
そこで今回は、6年間インターナショナルスクールに通わせた
ワーママの実感をお伝えします。
無理して通わせる必要はない。けれど耳と発音は早く始めると、いい。
わが家がインターを選んだ理由
インターナショナルスクールを選んだ理由は
ほかに選択肢がなかったから。
0歳の時に、他県から引っ越し→生後10ヶ月で会社の人出不足により
育休を切り上げなきゃいけなかったため、2月早生まれの0歳児が入れるのは、
認可外のインターナショナルスクールしかありませんでした。
月々の保育費は7万円、そこから市の助成金が2万円。まあ高額です・・。
高額なので、公立の保育園や認可保育園に比べて、
お金さえ払えばOKというところが、気楽なところもあります。
(公立や認可の場合、親がたまたま平日にお休みになった場合、
預けられなかったり、気楽に休めないといったこともあるようです)
インターナショナルスクールのカリキュラムって?
0歳から2歳までは日本人の保育士さん
通っていたインターでは「英語保育」と呼んでいますが、
0歳から2歳までは、普通の保育園と大してかわりはないと思います。
- モーニングダンス(英語の音楽を使ったリズムダンス)
- 英語ミュージックが流れる環境
- お迎えまでのビデオ視聴が、すべて英語番組
- 置いてある絵本が英語のものが多い。
- 遊具の色彩感覚が、欧米っぽい(IKEAも多用)
生活の中に英語や海外文化が
自然と入っていく状況ができるという感じでしょうか。
あとは持ち物全てを、英語名で書く。という違い。
3歳はネイティブ圏以外の先生&日本人の保育士さん
3歳児になるとクラフトやダンスレッスン、体操などを
英語で教えてもらうようになります。
クラフトは、日本の幼稚園の工作より、雑というか大胆というか、
結構、コレはなに??というモノをつくってきたりしました。
例えばこれ↓
風船を膨らませて、
それをぶら下げて絵具で塗っていくそうです。
最終的には「気球」に日本の発想にはないかも・・。
こんなのも↓
4、5歳で簡単なセンテンスや会話教育
4、5歳になるとネイティブ先生による
アルファベットの発音教育がスタートします。
それまでは生活サポートで入っていた日本人の保育士さんもつかず、
ネイティブ先生と生活全般を英語でやりとりするようになります。
授業内容はこんな感じ↓
ガンガンスピーチ力がつくというよりも、
耳が英語になれていく環境ですね。
耳が英語に慣れる、って実は英語教育では一番日本人のハードルになることが多い。
私自身大人になってから英語勉強をしていますが、
これはもう、超えられない壁です。
インターナショナル保育園を卒園した後、のこと。
インターナショナル保育園を卒園した後をどうするか?
まで考えて、インターに入れるべきか入れないべきか、を考慮することも大切です。
公立小学校に通わせる場合
結局、小学校は日本の公立の小学校となると、
最初はハンデになる部分の方が大きいかもしれません。
インターでもそれなりに日本語教育はありますが、
幼稚園のそれと、比べると圧倒的に少ない。
最初は日本語の授業に慣れずに
「言ってる意味」が理解できないことも。
ただ母国語は日本語、そのうち慣れていきますが
小学生になったインター時代のお友達は
「国語」が苦手なことが多いです。
ただ英語となると話は別で、
小3ぐらいで英検をすんなり取れたり
耳が発達しているおかげで英語には困らない。
みなさん英語環境を維持するのが課題のようです。
私立小学校に通わせる場合
日本の私立小学校の受験を目指す場合、
圧倒的にインター保育園は不利です、これは断言できます。
うちが実際にそうでした。
わが家は学童の充実度から地元にある私立小学校に通わせたいと考えました。
3歳の時には幼児教室に通い始めたのですが、
これがめちゃくちゃ大変でした💦
本人はまだ物心ついてなかったので、
楽しく通ってくれていましたが、親は地獄・・。
なにしろ言われていることが理解できないのです。
例えば、
・「これと、これの、ちがいはなに?」の「ちがい」を理解できない
・絵の構図がうまく描けない
・日本の四季の行事をよく知らない。
など、普通の幼稚園や保育園に通っていれば当たり前にできることができない。
これは圧倒的なハンデ。逆にいえばあのまま
幼児教室に通っていなかったらどうなっていたのか。。
英語だけに特化するのもいかがなモノかと思い知らされました。
最後は「合格は絶望的」とまで言われましたが奇跡的に合格。
保育園に行く前に幼児教室のお勉強、
保育園を早めに切り上げて、幼児教室(←この送迎のために、早退した日も・・)
幼児教室のあと、日本語のお勉強。
本人があまり苦労とおもわずに
楽しくやってくれたのがせめてもの救いでした。
そのままインターに行く子も
そのままインターナショナル小学校に通わせるご家庭も数名はいました。
海外赴任を前提とされている方や、
親のどちらか一方が海外の方といった人たちでした。
小学校に入ってからの変化
日本の私立の小学校に入学してからうちの子は本当に変わりました。
それまではとても内気な静かな男の子だと
思っていたのですが、、いまやわんぱくな悪ガキです。
ある日、「なんでそんなに変わったの?」と聞いてみたら衝撃の答えが・・・
保育園は英語ばっかで、うまく話せなかったからつまらなかった・・
わーお!高いお金払った結果がこれ!
ただ、本人は無頓着ですが、大人になってから英語学習をしている
私から見ると本当に羨ましいのがネイティブ並の耳と発音をできること
これは小学生になった今でも、残っています。
現在は学校のカリキュラムに含まれている英語をやらせているだけの状態ですが、
この先自分で英語を学びたいと思っても
これは大きなアドバンテージになるはずです。
逆に言えば、
インターに通わせてよかったと思っているのは、これぐらい。
小さな頃から日本人も外国人も関係なく
接しているので、外国の人に臆さないこともあるかもしれません。
が、インターに通わせた結果、私が至った考えとしては
きちんと幼児の時代に
母国語でモノを読んだり考えたり、表現することの方が大切です。
それからでも外国語の習得は遅くない。
考える力にまさるものはありません。言語は手段でしかありません。
まとめ
というわけで今回は、
インターナショナル保育園に6年間通わせた実感をお伝えしました。
何を選ぶかはそのご家庭の方針次第。
元気にたくましく育ってくれるのが
一番ですが、親のぶれない方針も大切です。
この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。
[…] インターナショナル保育園ってどお?6年間通わせたママの実感。 […]