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マミートラックとは?育児と仕事の狭間にあるキャリアの壁

今回は、大手メーカーで働きながら、2児の母として奮闘する佐藤さん(42歳)にお話を伺いました。マミートラックに直面しながらも、副業を通じて新たなキャリアを切り開いた経験について語っていただきます

マミートラック・育児と仕事の狭間で感じた限界

―― まず、マミートラックを意識されたきっかけを教えていただけますか?

佐藤さん:「あぁ、もうお迎えの時間だ!」という焦りと共に早退する日々が続いていた時です。入社13年目で課長補佐に昇進できたものの、その後のキャリアが思うように進まなくなっていることに気づきました。

―― 具体的にどんな変化がありましたか?

佐藤さん:残業ができない、転勤が難しいという理由で、徐々に重要なプロジェクトから外されていったんです。「佐藤さん、この案件は夜遅くなりそうだから、別の人に任せようか」という上司の言葉が、実はキャリアの機会損失に繋がっていました。

マミートラック・40代で感じた危機感

―― 40代になって、特に変化を感じることはありましたか?

佐藤さん:子どもが小学生になり、周りを見渡す余裕が出てきた時に、同期の男性社員との差が開いていることに愕然としました。同時に、子どもの教育費は増える一方なのに、収入は伸び悩んでいて….。将来への不安が大きくなりました。

―― その状況を変えるきっかけは何だったのでしょうか?

佐藤さん:同じような状況の先輩ママ社員との何気ない会話でした。その方が副業を始めて、新しいキャリアを築いていったという話を聞いて、「私にもできるかもしれない」と思ったんです。

マミートラックの実態とは

―― マミートラックという言葉をご存知になったのはいつ頃ですか?

佐藤さん:40歳になってからです。出産や育児を機に、キャリアの選択肢が狭まっていく現象のことを指すと知りました。調べてみると、日本の企業での女性管理職比率はまだ13.2%程度。自分の経験が決して特別なものではないことを知り、むしろ社会構造の問題なのだと気づきました。

―― 日本特有の課題もありそうですね。

佐藤さん:そうですね。長時間労働が当たり前の文化、急な残業や休日出勤の要請、限られた保育施設。これらすべてが、働くママたちの足かせになっています。でも、これは個人の問題ではなく、社会全体で取り組むべき課題だと思います。

マミートラック・キャリアを切り開くための取り組み

―― 実際にどのような行動を起こされたのでしょうか?

佐藤さん:まず、子どもが寝た後の1時間を自分の時間として確保することから始めました。その時間でオンライン講座を受講し、デジタルマーケティングを学び始めたんです。

―― 学ぶ内容はどのように決めたのですか?

佐藤さん:副業の可能性を探るため、転職サイトやSNSで需要のあるスキルを調査しました。デジタルマーケティングは、時間や場所に縛られずに仕事ができる点に魅力を感じました。

マミートラック対策!サポート体制づくりの重要性

―― 副業を始められて、どのような変化がありましたか?

佐藤さん:収入面での不安が少し解消されただけでなく、新しい可能性が見えてきました。本業で培った経験と、新しく学んだスキルを組み合わせることで、自分らしいキャリアを築けそうだという手応えを感じています。

―― 最後に、同じような状況にある方へメッセージをお願いします。

佐藤さん:マミートラックは決して避けられない運命ではありません。40代だからこそできることもたくさんあります。まずは小さな一歩から始めてみてください。そして、一人で抱え込まず、同じ思いを持つ仲間とつながることをお勧めします。道は必ず開けるはずです。

まとめ

佐藤さんのお話から、マミートラックは個人の問題ではなく、社会構造に根ざした課題であることが分かりました。しかし、それは同時に、解決への糸口も見えてきているということ。働き方改革の進展やAIの発達によって、新しいキャリアの可能性が広がっています。

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