「配慮はするけど、今は大きな案件はね……」
そんな時に湧いたのは、情けなさより悔しさ。
でもそれは“わがまま”じゃなくて、働く意欲の健全なサインでした。
私は、会社の外に小さな仕事をつくり、市場の反応で自分を確かめることから始めました。
この記事は、マミートラック期に副業で見えた現実と、小さく安全に始める設計図をまとめた実録です。
先に基礎整理を読みたい人はこちら 👉
『マミートラックは“わがまま”じゃない:悔しさを味方にする5つの抜け出し方』
先に結論:副業は“逃げ”ではなく、自己評価の外部検証
会社内だけで評価が止まると、
「私ってやっぱりダメ?」と自己評価が歪みます。
いちど社外で価値の通り道を確かめると、次の3つがクリアになります。
- 何が強みとして喜ばれるか(=続ける軸)
- どの見せ方が伝わるか(=提案の型)
- 時間・体力配分はどれが現実的か(=生活設計)
この“外部検証”ができた瞬間、会社の中でも成果設計に転用できるようになり、
「わがまま」ではなく“貢献の仕方を知っている人”として振る舞えます。
私が副業で確かめた3つのこと
NG:「マーケできます」
OK:「LPの見出し20案を48時間で」「導線改善チェックリスト作成」
切り出し=納品物×締切×範囲を明確にすると、依頼されやすく、単価も上がります。
会社でも「雑務」→「成果物のパッケージ」に変換できます。
例:
– BtoC企業:CVR/申込数/タッチ率
– BtoB企業:リード件数/商談化率/回収期間
“相手のKPIにどう効くか”**を書き添えるだけで、提案の通りが桁違いに変わりました。
子育て期は波がある前提。
私は「水曜22:00–23:30」「土曜朝9:00–10:30」の2枠だけ確保。
この“固定プレイ”に収まる小さな提供メニューを売ると、無理なく継続できました。
小さく始める設計図(7日/30日プラン)
- 棚卸し:社内で「助かった」と言われた行為を3つ書き出す
- 切り出し化:各1行で“納品物×締切×範囲”にする
- 募集の壁打ち:X / noteで体験価格1件募集(返金保証OK)
- 週1本:実績化できるミニ案件(校正1,500字/見出し案20/記事構成1本 など)
- 週1本:自分メディア(ブログ/ノート)で事例解説を公開
- 週1回:振り返り(再現できた?単価は?時間は?)
目標は収益額ではなく“再現性”。
1→2→3件と同じ型で受けられたら合格です。
具体ステップ(コピペOK)
- 例:編集→タイトル20案/校正1,500字
- 例:広報→プレス下書きテンプレ
- 例:マーケ→LP導線チェック10項目
件名:○○改善のためのミニ支援(成果物×納期×報酬)
- 背景:△△のKPIを□□%改善したいと拝見
- 提供:見出し20案(48h)+選定アドバイス
- 報酬:○○円(初回体験価格)
- 成果確認:CVR/クリック率の変化を共有いただければ改善提案を1回無料
- before/after を画像1枚に
- KPIに触れる/触れないの線引き(守秘を最優先)
- 「同型で受けられます」の文言を固定
よくある不安Q&A
- 会社にバレますか?
- 就業規則・競業の確認が最優先。記名発信を避け、守秘と利益相反を厳守。
- 時間が足りない…
- 「固定2枠に収まるメニューだけ」を販売。締切>単価で無理を防ぐ。
- 何が向いているかわからない
- “やりたい”より“出しやすい”から。
→ 関連記事:
【目的別】副業アイデア特集|忙しい40代女性に向けた“自分に合う副業”診断つき
本業がラクになった理由(副業→社内転用)
- 実績ボード=社内説得資料になった
- 「在席時間」より**“成果物”**で会話できるように
- 役割交渉をA4企画書で提案 → 小さな権限移譲が進む
交渉の台本は基礎編に掲載 →
マミートラックは“わがまま”じゃない:悔しさを味方にする5つの抜け出し方
まとめ|“今のままでも、今のままで終わらせない”
副業は、会社を辞めるためではなく、
自分を信じ直すための小さな実験でした。
「わがまま」と言われた痛みは、
価値の見せ方と通り道を整えることで、静かに力に変わります。
焦らず、比べず、固定2枠から。
それで十分、明日は動きます。
“整える副業”を継続できる場所
noteメンバーシップ『はた楽|ハハ友くらぶ』では、
- 週2更新:実例ベースのミニ講座
- 仕事と育児の波でも続く固定2枠プランの運用術
- 副業に役立つコツ。など1日30円ちょっとで、無理なく整えられます。

