マミートラック 悔しい…その気持ちを力に変える|原因と抜け出す具体策5つ【実体験】

実体験マミートラックのサムネール

「どうして私だけ──。」
育休復帰後、責任の軽い業務ばかり。評価も上がらない。周りの“配慮”が、かえって悔しい。
その気持ちは正しい感度です。この記事では「悔しさ」を行動に変えるために、

  1. 現在地のセルフチェック → 2) 原因の切り分け → 3) 5つの脱出法
    を実体験ベースで整理します。極端な決断の前に、まずはここから。

マミートラックとは? “配慮”が壁になる仕組み

そもそも「マミートラック」とは、母親になった女性が、本人の意思とは関係なく、出世コースから外れた昇進・昇格の可能性が低いキャリアコースに乗せられてしまう状態を指します。

21世紀職業財団の調査では、子育て中の女性の実に46%が、このマミートラック状態にあると感じている、というデータもあります。あなたが今感じている悔しさは、決してあなた一人のものではありません。

セルフチェック|今の悔しさはどこから来てる?

「もしかして、私もマミートラックに乗ってしまっている…?」

そう感じていても、日々の忙しさの中で、自分の状況を客観的に見つめるのは難しいものです。 少しだけ立ち止まって、ご自身の今の働き方を一緒に振り返ってみませんか?

以下のリストで、当てはまるものに心の中でチェックを入れてみてください。少し、心がチクッとする項目もあるかもしれませんが、現状を正しく認識することが、次の一歩を踏み出すための最初のステップになります。

マミートラックセルフチェック

◻︎自分だけ昇進・昇給の機会が見送られている、と感じる

◻︎同期や後輩が評価されていくのを見て、焦りと悔しさを感じる。

◻︎周囲から「ママだから」と過剰に配慮され、重要なプロジェクトから外される。

◻︎「やりたい」と言えない雰囲気があり、優しさが逆に壁のように感じられる。

◻︎やりがいのある仕事への意欲を示しても、やんわりと断られてしまう。

◻︎「頑張りたい」という気持ちが空回りし、モチベーションが削られていく。

◻︎このまま今の会社にいても、キャリアアップできる未来が見えない。

◻︎数年後の自分の姿が想像できず、漠然とした不安に襲われる。

チェックリストの結果を見てみましょう

いくつ当てはまりましたか? 結果は、あなたの「現在地」を示してくれています。

  • 1〜2個当てはまった方:マミートラック「黄信号」 まだ深刻な状態ではありませんが、「予備軍」である可能性は否めません。働きにくさのサインを見逃さず、この先の章で解説する対策を「予防策」として知っておくことが、今後のキャリアを守る上で非常に重要です。
  • 3〜4個当てはまった方:マミートラックに乗っている「可能性・大」 あなたが感じている悔しさや、もどかしさには、はっきりとした理由があります。決してあなたの思い過ごしではありません。しかし、悲観しないでください。自分がそのトラックに乗っていると**「自覚すること」**こそが、抜け出すための最も大きな一歩です。
  • 5個すべて当てはまった方:今すぐ「行動」が必要な段階 ここまで、本当によく頑張ってこられましたね。今はとても苦しい状況かもしれません。しかし、裏を返せば、これ以上状況が悪くなることはありません。あとは、正しい知識を持って行動し、上に上がるだけです。この記事が、あなたのための「脱出ロードマップ」になります。

さて、ご自身の現在地が確認できたところで、次はその「原因」を深く探っていきましょう。原因がわかれば、取るべき対策も明確になります。

原因はどっち?会社の体質/自分の思い込み

マミートラックに陥る原因は、大きく分けて2つあります。一つは「会社側の問題」、もう一つは「自分自身の問題」です。

会社要因のとき「まずやること」


「働き方改革」と言われて久しい今も、会社の中には“時間が止まったまま”の組織があります。
出産や時短勤務をきっかけに責任ある仕事を外される、
「ママだから」と昇進の話を見送られる――そんな構造的な問題は、あなたの努力だけでは変えられません。

もし今の会社で次のような状態が続いているなら、
それは“あなたが悪い”のではなく、環境の問題です。

  • 意見しても改善されない
  • 評価基準が不透明
  • 「育児中=戦力外」という空気が残っている

こうした会社では、がんばっても報われにくいのが現実です。
だからこそ、まずは「環境を知ること」から始めましょう。

1️⃣ 社外の基準を知る
 転職サイトやエージェントの求人票を見て、
 同じ職種・条件でどんな待遇があるのかを比較してみてください。
 それだけで、自分の置かれている状況が客観的に見えてきます。

2️⃣ 第三者に話してみる
 社外の人にキャリア相談をしてみると、
 「あなたの経験は十分通用しますよ」と言われてハッとする方も多いです。

3️⃣ 行動を“情報収集レベル”から始める
 転職を決めなくてもOK。
 外の世界を覗くこと自体が、心の余裕につながります。

私自身も40代で転職を経験しましたが、
最初の一歩は“話を聞いてみる”だけでした。
それでも、「こんな働き方があるんだ」と視野が広がり、
悔しさよりも“次の選択肢”が見えてきました。

カツママ
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自分要因のとき「今日から整えること」


考えすぎ、ってことはない?

「私の努力が足りないのかな」
そう思ってしまうのは、まじめに頑張ってきた証拠です。
でも、その優しさや責任感が、知らないうちに“自分を縛る思い込み”になっていることがあります。

たとえばこんな気持ち、ありませんか?

  • 「子どもがいるから、迷惑をかけているかも」
  • 「フルタイムの人と同じように働けない」
  • 「成果を出せないのは自分のせい」

それ、実はどれも「思い込み」です。
周りの人は、あなたが思うほど“できない自分”を責めていません。
むしろ「無理をして体を壊さないで」と思っていることの方が多いのです。

💡今日から整える3ステップ

1️⃣ 「できていること」に目を向ける
 毎日ちゃんと出社して、家のことも回している。
 それだけで、もう十分にすごいこと。
 今日の終わりに、「今日できた3つのこと」をメモしてみましょう。
 “できないこと”より、“できたこと”に焦点を当てるだけで、
 心が少し軽くなります。

2️⃣ “他人基準”を手放す
 評価・スピード・成果。どれも会社基準だけが正解じゃありません。
 「今の私にとってベストな働き方は?」と問い直すことが、
 次のキャリアをつくる一番の近道です。

3️⃣ 「今の場所」を整える
 環境を変える前に、まずは自分の中の小さな違和感を整えてみましょう。
 たとえば、上司や同僚に“自分がどうしたいか”を一度伝えること。
 勇気がいるけれど、
 思いを言葉にするだけで、状況が少しずつ動き出します。

「思い込み」を手放すことは、
“頑張らない”ということではなく、“自分を信じ直す”ということ。

完璧じゃなくていい。
少しずつ、整えていけば大丈夫です。

抜け出す具体策5つ(順番に試すロードマップ)

「変わるため」の解決方法を具体的にみていきましょう!

1.目の前の仕事を”成果設計”でやり切る

今できることに集中してる?

もしも「サブ的な仕事に回された、部下のサポートをすることになった」等、自分の不本意な仕事に回されてお悩みであれば、一度目の前の仕事に没頭することをおすすめします。

会社って結局、過程ではなく「結果」でしか評価されないんですよね。あなたの「今の仕事」が周囲の期待以上、であれば、自然と今の仕事より大きな仕事を任せてもらえる。もしくは自分で発信できるようになります。

今のあなたの働き方で、役に立てることはなにか?

これを黙々とこなしていくことで、まともな会社であるならば、かならずチャンスは訪れます。

ワーママ10年生として思うのは、キャリアには波がある、いい波がくる時もあれば、波が来ないこともある。

波が来ない時にどんな準備をしておくか、がその時がきたとき、力を活かせるか、活かせないかにつながります。

またその時にググッと力を発揮するために今できることを、少しずつ続けておくことも大切。

私はよく動画コースを利用していました。子供の習い事の待ち時間などスキマ時間に学べて便利だし、何よりも前進してるって実感が持てるのでおすすめ。いろんな講座があるので覗いてみてくださいね👇

グロービス学び放題

戦略的マミトラ(時間を投資に変える)

悔しさをバネにしましょ。

いま現在マミートラックに悔しさを感じているならば、思い切って

マミートラックで生まれた時間を利用する!

と割り切っちゃうと意外と楽です。安定した収入を得ながら復業的な楽しみをみつけたり、子育てを楽しむ。

長い人生、子育てに向き合える時間は少ないんですよね。会社であくせく頑張ったって、所詮仕事は仕事。

お給料はもらえても、世の中や、会社の置かれてる状況が変わっても必要とされるか、なんてわかりません。

むしろ「子育て」に向き合ったほうが、いろんな場所で汎用できるスキルになることだってあります。

子育ては「管理能力」「交渉能力」「予算配分」「マーケ思考」など

 

全てのスキルをバランス良く鍛えてくれる現場最前線。

自分らしい働き方を探りつつ、子育ても楽しんでいきましょう。

副業で市場価値テスト(小さく実験)

会社で働くことが、すべてじゃない。

ワーママに限らず働く人みんなに言えることだけど、

「ひとつの会社に属することで安心できる時代ではなくなった」を意識すること

がこれからは、必要だと思います。

もう、どんな会社にいたって「定年まで安泰!」なんてありえない。だから、「復業意識」をもつことって大切。

復業意識とは

目の前の仕事は、

 

会社を離れても役立つスキルか。

 

定年後にまで何かを残せる仕事か。

という意識をもつこと。そのためには、実際に復業を叶えるために「副業」を始めることもおすすめです。たとえ、たいした収入にならなくても、会社に属さず自分の稼ぐ力を身につけておくことは何よりも「自信」になります。

副業と言っても、何から始めたらいいのか・・私に何ができるんだろう?

と今まで会社で働くことに一生懸命だったあなたは、戸惑うかもしれません。でも、あなたがやってきたことって、実は会社の外でも十分役立つことだったりするんです。

大切なのは今まで知らなかった「個人で稼ぐ」視点を持つこと

会社での仕事以外に稼ぐ方法って、実はたくさんあるんです。まだあなたが知らないだけで、あなたのチカラを求めている人がいるはず。

下記のサイトを見ると、「えっ、こんなにお仕事あるんだ。私にもできるじゃん!」という驚きがあるので、まずはのぞいてみるといいですよ。

眺めているだけで、個人でも「仕事」っていろいろある時代なんだなと気づくはず。

「転職してもそこに答えはなかった」と悩む40代ワーママに向けた、副業・複業という新しい働き方を提案する記事のアイキャッチ画像 【転職だけじゃない】マミートラックから抜け出す“副業”という選択|40代ワーママのリアル体験

転職で環境リセット(情報収集→比較→面接)

もし、あなたの会社が「原因1」で挙げたような、個人の努力では変えがたい**「旧態依然とした体質の会社」**である場合、この「転職」が最も有効で、かつ即効性のある解決策になります。

「40代で、しかも子持ち。今から転職なんて無理に決まってる…」

そう感じてしまう気持ちは、痛いほどわかります。しかし、断言します。それは単なる思い込みです。

世の中は、あなたが思っている以上に変わっています。子育てで培ったマルチタスク能力やタイムマネジメント能力を高く評価し、「ぜひワーママを採用したい」と考えている企業は、数多く存在します。

大切なのは、今の会社という小さな世界だけで自分の価値を判断しないこと。まずは**「外の世界に目を向けてみる」**勇気を持つことです。転職エージェントに無料で相談するだけでも、「私を必要としてくれる会社って、こんなにあるんだ!」という大きな自信に繋がります。

具体的な転職の進め方が知りたいあなたへ

私が41歳で転職を成功させた経験を元に、転職エージェントの賢い使い方から、面接対策、年収交渉のコツまで、具体的なノウハウを以下の記事で徹底解説しています。ぜひ、あなたの「次の一歩」の参考にしてください

【40代・子持ち転職のリアル】年収アップも実現!私が成功した完全ロードマップ3STEP

社内異動/役割交渉(A4提案で「会社の得」を示す)

「会社自体は嫌いじゃない。でも、今の役割には不満がある…」

もしあなたがそう感じているなら、転職という大きな決断の前に、「今の会社の中で、自ら未来を切り開く」という選択肢も考えてみましょう。これは、受け身の姿勢から抜け出し、キャリアのハンドルを自分で握るための、非常に能動的なアクションです。

ただ不満を言うのではなく、**「会社にとってもメリットのある提案」**として、上司に具体的なキャリアプランを交渉するのです。

具体的な交渉の3ステップ

  1. 現状分析と提案の準備 まずは、あなた自身の強みと、会社や部署が今抱えている課題を洗い出します。「私のこのスキルを使えば、チームのこの課題を解決できるのでは?」という視点で、具体的な貢献策を考え、A4一枚程度の簡単な企画書にまとめます。
  2. 前向きな「キャリア相談」として面談を申し込む 「不満があります」というスタンスではなく、「今後のキャリアについて、前向きなご相談があります」という形で、上司との1on1ミーティングなどを設定します。あくまでポジティブな姿勢が重要です。
  3. 具体的な貢献策を提示し、役割変更を提案する 面談の場で、準備した企画書を元に、「今の業務に加えて、〇〇という役割を担いたいです。なぜなら、その役割は私の〇〇という強みを活かせ、チームの〇〇という課題解決に貢献できると考えるからです」と、論理的に、そして熱意を持って提案します。

この行動は、たとえすぐには通らなくても、あなたの上司に「この人は、ただ不満を言うだけでなく、会社のことを考えて主体的に動ける人材なのだ」という強い印象を残します。その姿勢そのものが、あなたの社内での評価を確実に変えていくはずです。

まとめ|悔しさは次の一歩のエネルギー

「どうして私だけ…」と感じた悔しさは、
あなたが真剣に働いてきた証です。

その感情は、恥ずかしいものでも、押し殺すべきものでもありません。
悔しさは、“次の一歩を踏み出すためのエネルギー”に変えられます。

大切なのは、
「もう限界」と感じたときに、すぐに動こうとするのではなく、
一度立ち止まって“自分の軸”を整えること。

この記事で紹介したように、
環境を見直すことも、自分の考え方を整えることも、どちらも正解です。
あなたのキャリアは、誰かに与えられるものではなく、自分で選び直せるもの。

焦らず、比べず、少しずつ整えていけば、
「悔しさ」は確実に“自信”へと変わっていきます。

☕️「次の一歩」を整える場所へ

もし今、
「頑張りたいけど、もう少し心を休ませたい」
「同じような悩みを話せる仲間がほしい」
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ここは、“もっと頑張るため”ではなく、
「まあ、いっか」と深呼吸できるための準備室。

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焦らず、頑張りすぎず。
あなたの“これから”を整える時間を、一緒に過ごしましょう。

 

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