「この状況、一体いつまで続くんだろう…」
育休から復帰したあと、まるで出口の見えない長いトンネルの中にいるような、そんな感覚になったことはありませんか?
時間だけが過ぎていく焦りと、社会から取り残されていくような、静かな不安。
「前と同じように働けるはず」と思っていたのに、気づけば孤立しているような…そんな感覚。「ワーママ、友達いない」問題などに直面する人もいるかもしれません。
でも、大丈夫。そのトンネルには、必ず終わりがあります。 そして、その出口の場所は、誰かが決めるものじゃありません。あなた自身が見つけ、作り出すものです。
この記事では、私自身の経験と、同じようにトンネルを抜けた女性のリアルな声をもとに、あなたが今どの地点にいて、どうすれば光の見える方へ進めるのか、具体的なロードマップをお話しさせてください!
それって、悪意?ううん、ただの「すれ違い」かもしれない。
まず知ってほしいのは、あなたが感じている「居場所のなさ」は、決してあなたのせいだけじゃない、ということです。
ある調査では、子育て中の女性の実に46%が、キャリアの展望もない「マミートラック」状態にあると感じているそうです。つまり、半数近くの人が、あなたと同じ「見えない壁」を感じているんです。
「今までと変わらずに働こう」って、変に気負ってしまう。でも、空回りして、うまくいかない。 実はそれ、育休に慣れていない会社だと、迎える側も「どう接していいのか分からない」だけ、というケースも少なくないんです。
その、お互いの戸惑いや遠慮が、いつの間にか「自分だけ輪の外にいる」という疎外感に繋がってしまう。 この、なんとも切ない「すれ違い」に、何年か経ってから「ああ、そうだったのかも」と気づく人も多いんですよね。
【あるワーママの物語】Aさん(42歳)が、2度目の育休明けに見た景色
先日、元アパレル商社で働いていたAさん(42歳)の、リアルなお話を聞く機会がありました。
一人目の育休復帰は、とてもスムーズだったそうです。でも、その2年後に二人目の育休から復帰した時、職場の空気が明らかに変わったと言います。 女性が多い現場で、休みへの理解はある。けれど、明らかにキャリアの「一線」からは外された感じがした、と。そのモヤモヤが、彼女の心を蝕んでいきました。
Aさんは、上の子が年長さん、下の子が保育園に入るタイミングで、転職を決意します。 そして、転職活動を通じて、ある大きな「発見」をしました。 「子供がいることが、転職のネックになるなんてことは、今の時代、ほとんどないんだ」と。 むしろ、そこに不要な思い込みを持ってると、せっかくのチャンスを逃してしまうだけ。彼女はそう語ってくれました。
ファッションの世界にいた彼女が、自身の体験も活かせそうだと選んだ次のステージは、人材派遣の会社。今、彼女は「転職したい」と願う多くの女性をサポートする側として、やりがいを持って活躍しています。私自身も40歳すぎて転職した時にエージェントを利用して思ったのが、同じ働く女性という視点で職選びをしてもらえると、とっても頼りになるんですよね。あーそこそこ、そうゆうのわかって欲しかったってツボをわかってくれて。
参考までに私の転職話の記事はこちらです→【40代・子持ち転職のリアル】年収アップも実現!私が成功した完全ロードマップ3STEP
あなたは今どこ?マミートラック、3つの心のフェーズ
Aさんのように、誰もがすぐに行動できるわけではありません。このトンネルには、いくつかの心の段階があります。あなたは今、どこにいますか?
- フェーズ1:【復帰〜1年】「なんで私だけ…」と、孤独に苛まれる時期
- フェーズ2:【1年〜3年】「このままじゃダメだ」と、焦り、もがく葛藤期
- フェーズ3:【3年目以降】「受け入れる」か「飛び出す」か、決断の分岐点
私が試して、心が軽くなった4つのこと
どのフェーズにいても、今日からできることがあります。私が実際に試してみて、効果があった具体的なアクションプランです。
- まず、自分の「悔しい」という感情を、ノートに書き出してみる(AIと壁打ちもおすすめ👀)
- 社内で、頼まれた仕事+αで「小さな信頼」を貯金する
- 副業で「会社以外の私」という、小さな自信を育ててみる→ なぜ副業が最強のリスキリングになるのか、その理由はこちら
- 転職エージェントと「お茶するくらいの気持ち」で話してみる
最後に。トンネルの出口は、あなたが作るものです。
マミートラックという長いトンネル。 その終わりは、誰かが決めてくれるものでもないし、
自分がどこかで納得して選び取っていくものだと思うんです。
Aさんのように環境を変えるのも、今の場所で新しい役割を築くのも、全てはあなた自身が「決める」こと。
この記事が、あなたが「決断」するための、小さな光や地図になれたなら、これほど嬉しいことはありません。