今回は育休明け間もないワーママの働き方についてお話ししたいと思います。
はじめに言いますと、私はひどく後悔しています。
一言で言えば、あんなに頑張って復帰してバリバリ働く必要もなかったな、という思いです。
ずっと働いてきた女性にとって育休って、取り残された感じになることもあるんですよね。
産休中はまだ見ぬ赤ちゃんへの期待と出産への備えでそんなこと考えたりしませんが、育休は赤ちゃんと二人きりになることも。赤ちゃんのお世話で一日があっという間に終わってしまうことから変な焦りに襲われることも。
ずっと働いてきた人だからこそ、ここで虚無感を感じてしまう。いまそんなふうに感じているママがいたら、全く悩まなくて大丈夫といいたいです。
この記事を読んだ後は、育休をしっかりとって、育休明けはマイペースに働こうと思えるはずです。
今抱いている焦りは、産後特有のもの。
この記事を読んでいただいているママは、育休明け間もないママさんだと思います。この記事ちょっと焦ったりしているのではないでしょうか。
子供を持つまでのように自分のペースで働けなかったり、子供の体調が整わなかったり、自分もなんとなく調子の悪さが続いている。など、育休明けは思い通りに働けなくいこともしばしば・・。
けれど、大丈夫。あなただけではありません。みんなが通る道。働くママが当たり前となった世の中では、ごく普通の悩みです。
出産後のママは“マミーブレイン”の状態になっていて、忘れっぽくなったり、考える力が一時的に弱くなる現象のことを言うそうです。
自覚されているママさんもツイッター上にも多くいらっしゃいます。
頭悪くなったの、マミーブレインって言うんだね。早く戻りますように。戻らなかったら仕事できない。
調味料の入れ忘れ多いしお湯が沸かないと思ったらコンロに火がついてなかったのを何度かやってる。— もちっぺ(๑•ω•๑) (@mochippe2nd) June 25, 2021
https://twitter.com/yuchi_born/status/1407702154526138368
https://twitter.com/ria08101/status/1408902178761183234
私はその当時、そんな言葉を知りませんでしたが、会社のデスクに座っていても、自分では気づかないうちに寝てしまっていることがありました💦
がんばって仕事しようとしても、生産性がすこぶる悪かった。その当時はそんな自分に苛立ちも感じたりしていましたが、記憶力の悪さや生産性の悪さも日を追うごとに改善されていきました。
今考えると、本当にホルモンや脳の仕業なんだなあと思います。
戻る場所なんていくらでもある
育休明けすぐだとなんだか変に頑張ってしまうことはありませんか。自分の居場所がなくなってしまうのでは?とか、時短の分余計に働かなくちゃとか。
いまがんばらなきゃ、もどる場所がないと。当時私も少しこれを意識してがんばっていた節がありますが、今思うと、もったいないことしたーと思います。
居場所がなくなるのを危惧と、当時いた会社の人出不足もあいまって産後9ヶ月で復帰したのですが、今思えば早すぎました。
会社の代わりなんていくらでもいますが、月並みですけど、ママの代わりはいないんですよね。
会社は会社がなくならない限り戻る場所もあるし、仕事もあります。ただ、目の前にいる子供は本当にすぐに大きくなっちゃうんです。
本当に可愛い時期なんて、あっという間に終わります💦
やる気はほどほどに、ペースを掴む
今育休明けで働き始めたママに、同じママとしての経験者だから送りたい言葉は、「たとえ育休明け仕事復帰しても2年ぐらいは体調ファーストでいいのでは?」
お給料をもらっている以上にガツガツ働く必要もないし、変に子持ちを負い目に感じて必要以上に働く必要はありません。
会社は無理せずマイペースに働く、ぐらいでちょうどいいです。長い目で見ると育児って、ビジネスにも大いに役立つスキルを身につけることができますから、
育児にきちんと向き合った結果は、あなたのビジネスライフにも後々役立ちます。
負い目を感じずできることから
育休明けに一番大切なことは、[ママ業」に慣れること。これから子育ては少なくとも18年は続きます。あまりスタートダッシュで頑張りすぎると長続きしません。
またキャリアライフもこれから長く続きますから、ママ業になれて、ママでいることと、仕事人としての自分のバランスをどう保つかを、1、2年かけて慣れさせていくことが肝心です。
そのためには、目の前のことをきちんとこなしていくことが必要です。どれだけ無理すると体調をくずしてしまうのか、どのペースで働くと心地よく両立できるのか、
自分を休ませるためにどんな手段を使うことが必要か、など、心地よく働くための算段を考えましょう。
育休明け2、3年もすると、会社も容赦はしてくれません。ガッツリ仕事が舞い込むようになりますから、その前に自分の働く体制を整えておくことが賢明です。
今までとは違う視点を養う貴重な時間
育休明けのがむしゃらに働いているとき、男性パパ社員に言われてハッとしたことがあります。「女性はママになると、キャリアを見直せる期間が持てるのもいいよね」
この言葉、とても前向きでいいなと思いました。育休は最近ではやっと男性社員もとるように国も奨励していますが、男性がとるとなるとそれはそれで大変。
ママは出産もしなければいけないですし、自ずと休まなくてはいけないのですが、これって、絶え間なくずっと働きつづける男性社員からしたら、公然と長く現場から離れられる貴重な時間かもしれないんですよね。
げんに私は、産休と育休をとったおかげで新たな視点を手に入れることができたと思っています。
自分が働いている昼間に赤ちゃんを連れて外を散歩していると、「ああ、この時間にはこんな人たちが街にいるんだな」とか、会社以外のコミュニティの中に自分をおくと今まで会ったことのない人と会話をすることで、新たな発見があったり。
今までとは違う視点を持てたこと、これは育休明けの働き方にもとてもプラスになりました。
出産や育児をどうキャリアに活かすかは、あなたの心持ちによって大きく変わります。すべてをプラスにするためには、プラスに考える心と体が必要です。
育休明けは無理せずマイペースに働くことで、毎日がプラスにかわっていきますよ。
まとめ
フルタイムでずっと働いてきた女性にとって、初めての出産や育児で現場を離れることに少し不安があることもありますよね。
そんな気持ちを抱いて育休明けにあれもこれもがんばらなくちゃと一生懸命になってしまうこともあると思います。
私は自分の経験を通して思うのは、育休明けのママにはマイペースに自分の働き方をつかむ時間にして欲しいと思います。
キャリアアップは子供が大きくなってからいくらでもチャンスがあります。
また育児で養う視点や考え方は、その後のキャリアにもとても役立つものです。もしもあせりを感じているママがいたら、まずは目の前にあることからマイペースにやることをおすすめします。
自分らしく働くには体力や脳の回復が必要です。今のあせりは、今だけのもの。永遠につづくものではありませんから。ママライフを楽しみましょう。
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